特定非営利活動法人

スピリチュアルケアの提供を保障する日本の社会の実現を目指します。

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所長 W・キッペスのBlog

東京本部事務所
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今年度までの活動実績

 

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研修会報告

研修会参加状況(5日間研修会)
# 開催場所 参加人数
2007 2008 2009
1 慈生会病院 - (4/30)6名 (4/29)8名
(4/5)7名
(9/28)8名
2 聖母病院 (1/29)8名
(5/28)5名
(11/26)5名
(1/28)5名
(11/24)5名
(2/23)8名
(5/18)8名
(11/30)9名
3 姫路聖マリア病院 - (9/29)8名 -
4 聖テレジア病院 (2/5)6名
(10/1)4名
(10/7)4名
(2/11)6名 (1/26)8名
5 聖ヨゼフ病院 - - -
6 イエズスの聖心病院 (2/20)9名 (5/19)4名
(10/20)5名
(12/15)11名
(2/9)9名
(5/25)6名
(10/19)6名
(12/7) 名
7 東京 (3/17)12名 (2/26)8名
(5/31)18名
(2/2)6名
(3/11)11名
(7/22)8名
8 仙台 - - (2/11)8名
(10/10)15名
9 札幌 - - (3/20)10名
10 鹿児島 - - (5/2)10名
- Total 41名 50名 145名

開催場所 参加人数
2003 2004 2005 2006
慈生会病院 (4/25)11名
(5/1)8名
(4/25)10名
(5/1)10名
(4/26)9名
(5/2)10名
(4/24)9名
(4/30)6名
聖母病院 (5/26)12名
(11/23)10名
(5/31)10名
(11/29)8名
(5/27)8名
(5/29)8名
(11/27)6名
姫路聖マリア病院 (6/25)5名
(7/1)7名
(10/20)6名
(2/13)7名
(2/19)8名
(2/13)10名
(2/19)8名
- (6/5)7名
聖テレジア病院 - (6/7)8名 (6/6)11名
(6/12)11名
(6/13)10名
(6/13)8名
聖ヨゼフ病院 - (7/26)10名 (7/18)12名 (8/1)12名
イエズスの聖心病院 (1/8)12名 (12/6)12名 (10/21)10名
(11/28)12名
(12/5)12名
(10/10)6名
(12/4)8名
  Total5日間 ×10 83名 95名 102名 78名

 

一日研修会開催場所別参加状況

場所別参加者合計

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
北海道 - - 2回
139名
2回
63名
4回
98名
5回
85名
-
東北 4回
78名
1回
27名
3回
66名
3回
50名
5回
107名
9回
228名
4回
85名
関東甲信越 4回
184名
3回
95名
3回
108名
2回
48名
6回
120名
2回
27名
3回
45名
南関東 2回
184名
2回
80名
1回
41名
2回
54名
- 3回
30名
3回
38名
関西 - - 4回
95名
4回
78名
6回
89名
2回
24名
-
北九州 4回
108名
5回
92名
4回
72名
2回
46名
- - 5回
85名
南九州 5回
198名
3回
132名
2回
53名
1回
17名
1回
11名
3回
52名
5回
74名

 

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研修会に参加しての感想

5日間研修会に参加しての感想

2010年
★東京 聖母病院(2010年5月23日〜27日)

■科目Z:神学的・宗教的人間論
 5月23日からの東京・聖母病院での研修会は、私にとって大変実りの大きいものとなりました。ありがとうございました。特に、私は「現実を生きていく信仰」と「今この時を生きる自分」ということについて深く考えることができました。これからの生活において、今から始まることの出来る自分を意識し、また、相手に対しても、その可能性を信じていくことは、大きな希望の感覚をいつも私の心の中に宿すこととなりました。
 さて、研修会中に私の人生の分かち合いをさせて頂きましたが、私の発表内容の中の「病者と家族の孤独」についてのさらに詳しい説明をとのご指摘がありましたので、本日述べさせて頂きます。(参考までに、当日の発表文を同封いたしました)
 私が強調したかったのは次の2点です。人生の質を生きたいと希望する患者と、少しでも人間の生を長らえさせたいと考える医療者との食い違いと、その両者の間に挟まれて苦しむ家族の姿です。
私の父は、入院中、自分の責任において(死を覚悟しての意味だったのでしょうか)家に帰りたいと言ったことがありましたが、母は「患者には自分の責任を持つことが出来ないのでは」と言って、父に同意することができなかったことを覚えています。
 患者の生命を守るのは医者と病院側の立場であり、また、たとえ短命になったとしても自分の望むように生きようとしたいのが患者の立場です。父の希望は誤嚥性肺炎を犯してでも、一杯の水を飲むこと(当時、誤嚥防止のため、長期の飲食を禁じられていたのです)、そして、住み慣れた我が家で最期のときを過ごしたかったのでしょう。その希望を叶えてあげられるのなら、家族にどんなに力が湧いてきたことでしょうか。
様々な管で繋がれている患者を、治療のすべを持たない家族は、たとえ一時的退院でも、恐ろしくてできなかったでしょうし、また、赦されることでもなかったのかもしれません。病の中にある父は、ベッドに体を横たえるのが精一杯の不自由な体で、実力行使は到底不可能でした。父の胸の内はさぞ孤独であったことでしよう。(今パストラルケアに出会えて思えることですが、そのような父にそっと寄り添い、希望が叶えられなくても、父の思いを傾聴出来たのではと思います)。父のその姿を目の当たりにする家族も苦しかったです。
家族は患者への、家族としての情と、治療を施してくれる父の命の(身体的な)救世主である医者と病院側には弱い立場であり、また、感謝している立場でもありますので、遠慮があり、なかなかその思うところのことが言えないものです。「父の死を引き受けますので、父の希望どおりにさせて下さい」と私たちは言う勇気が無かっただけなのでしょうか。
 家族は揺れます。患者の希望を聞いたとき、それが、実現困難な時ほど・・・。
 患者は、赤ん坊のように、「清らかな願い」を伝えてきます。
 どのようにしたら私たちは平安にその時を迎えられ、看取る側と看取られる側が慰めをいただきながら、新しい命に向けて暫しのお別れができるのでしょうか。
 以上が「患者と家族の孤独」について私が述べたかったことです。
 「死」を克服できたら、人間にはもう恐れるものが無いのではと思われますが、キリストの復活についても、これからも学んでいきたいと思っております。 (T.K.さん)

★鎌倉 聖ヨゼフ病院(2010年4月25日〜29日)

■科目X:スピリチュアルケア
 研修初日、講師の先生が「与えられたチャンスを活かしましょう!」とおっしゃった。その言葉は訪問を前に固くなりかけていた私の心、スピリットに刺激を与えて下さいました。まさしく、研修の場、講師、スタッフ、研修生の方々との出会い、ゲストとの出会い、それらは与えられたものでありチャンスである。スピリチュアルケアの為の訪問は、私が選び、する事ではなく、私が選ばれ、与えられたことであり、ゲスト、ホスト共にお互いのスピリットを生かし合うチャンスである。チャンスを活かす為には、心身に対するメンテナンス、目標に向けての最善の努力、チャンスに気付く感性、チャンスを受け取る勇気、持っている力を出しきること…様々な条件が必要である。
 研修を終えて、今の自分に足りないものがいくつか明確になり、課題も山積みである。
 “スピリチュアルケア”の奥深さに今さらながら気付き、力不足を痛感している。自分から遠のいた感もある。けれど不思議な事にスピリチュアルケアそのものには近づいたように思う。
 “スピリチュアル”という言葉やイメージが先行し実相をとらえきれていないままスタートした研修であったが、進むべき方向を指さしてくれた実りある研修となった。 与えられたチャンスを活かせるように、常にスピリットを生かし刺激に反応できる自分でいたいと思います。  (I.M.さん)

★東京 ニコラバレ(2010年4月17日〜19日)

■科目U:価値観の明確化
 今まで自分の価値観を徹底的に考えたことがなかった。 だが研修会に参加して、自分の人生をより良く生きる為に価値観をきちんと自覚することが大切だとわかった。  それは限られた持ち時間の中で、何に使っていくのか、またお金も何につかっていくのか、が価値観に影響される。 パストラルケアの中でひとを援助していく場合、相手が何に価値観を持っているのかを、わからなければ援助はできないと思われる。自分のいいと思っている事が相手にもいいとは限らない。相手のいいと思っていることをそのまま受け入れることが大切だと思う。
 「自分が尊敬しないと、相手も自分を尊敬しない」というキッペス先生のお話がとても印象的でした。キッペス先生はひとに追従することなく、ご自分の意思に忠実に生きていらっしゃるのだなあということがわかりました。多勢の意見にただ流されることなく自分の信じることをしていけるようにしたい。今回の研修は信仰についても見直すいい機会になりました。遠ざかっていた教会にも行きたいという気持になりました。有難うございました。     (O.H.さん)

★東京 サンパウロ(2010年1月31日〜2月4日)

■科目T:人間関係とコミュニケーション・傾聴
 養成コースプログラム、本来であれば初回に受講する講義で在りながらも最終になってしまいました。しかし、その体験を通して大きな意義を発見することができました。苦しみの体験や、痛みの体験からの回復は、自らの内面的な力を発見し育成しなければならないと云った現実に於いて、他者が私を大切な存在として関心を示し、話す言葉に真摯に耳を傾け、的確なフィードバックや自分でも気づいていない側面からの問いかけは、相手の中に確実に私がいることの確認となり、受容して戴けていることが内面的な力となっていくもの。それは他のものとの関係性無しに、回復も癒しも無いといったことを指すものでもあることを改めて実感。
暗闇の中に明かりを差し出してくださった方、明かりが灯されたことによって見えてきた方に内面が強められ、暗闇の時からずっと共にいてくださった方の存在に気づかせて頂き、それらの援助者がどなたであったのか。その援助によって人生の意味や意義を発見させていただくことができ、現在の歩みに繋がっているのです。
 私にとって誇れるもの、社会的に自分を活かすための資格、家庭環境、財産、およそ現実社会に於いて快適に暮らすことができるツールは皆無であり、これまで体験してきたことは差別や苦しみ、痛みの方が多かった人生。しかしその先に頂いたものは、人間回復の道のりを知る方々でした。そして、痛みや苦しみからの回復には痛みも伴うことを知っている方々の真心からの傾聴の体験。共に歩んでくださる方の存在はどれほど人を成長させて頂いたことか。真摯に丁寧に私と共に歩んでくださる方に、今も尚、支えていただいています。これまでの総てに感謝せずにはいられない、失うことのない私の宝物です。
 ほんものの傾聴を身につけるということはテクニックではなく、共に歩む自らの人格であり、その人格とはどのようなものであるか、と云うことを再確認させて戴けた5日間の研修となりました。砂のように学びを吸収していく姿を見させていただいた皆さまと共に講義に与れましたことに心より感謝。
(M.M.さん)

★東京 聖母病院(2010年1月25日〜29日)

■科目[:心理学的、哲学的、神学的、宗教的人格の統合
 今回の研修を振り返ってみて、私は次の2点について深く考えさせていただき、そして、気づくことができました。これは私にとって大きな収穫であり、今後の生きる指針となるものです。
 まず第一点として『スピリット、スピリチュアルの定義』を明確化できたこと。私の考える定義は「自分自身の核(存在意義、生きる目的、使命)を活かし、司り、方向付けている自分自身を付き動かすパワー、命の源」だということです。私の場合のそれはキリスト教哲学を基盤とした生活です。私にとって生活とは「祈り」。「祈り」は自分自身を突き動かすパワーでもあり命の源です。
 次に第二点として『私の夢」を明確化できたこと。私の夢は、現在2つあります。一つめは社会福祉の分野に就職して、「スピリチュアルケア」を実践することです。そして、その実践を通して社会福祉の現場に「スピリチュアルケア」を普及させることです。二つめは「イエスと共にいさせてください」と祈りつつ、毎日の生活のすべてを「恵みの感謝のうちに」受け入れられるようになることです。以上の2つの夢は、そのまま私の存在意義、生きる目的、使命となるものです。
 私はこれからの人生を「恵みと感謝」として受け取れる人間になれることを心から願って、今後の人生に希望を抱きながら、前向きに、歩んでいきたいです。本当にありがとうございました。  (N.S.さん)


2009年 感想はこちら

2007年〜2008年 感想はこちら


一日研修会に参加しての感想

2010年
★仙台 一日研修会(2010年5月22日・23日)

 人間とは何かを考える機会になったことにより自己を見つめる機会となったことは貴重な時間でした。
 学問的なお話しをきくことができたこと、とてもわかりやすく、また、オリジナルのテキストがどんな本よりもわかりやすく、貴重でした。ありがたい機会でした。
 神父様のお話しは学問的ですがユーモアあふれ、本当に幸せでした。(40才 女性の方)
         *******************************
 普段の生活の中で、これは自分の個人的な考えだ、意見だと、思っていたことが、すでに研究の対象になったり、定義されたりしていたことに驚きと発見の喜びを感じました。
 「学ぶこと」「知ること」を通して、見も知らぬ、また、もはや存命でない人々、「人類の知恵」とふれあえたような気がしました。「スピリチュアル・ブーム」の中にも、実は歴史上の伏線や人にニーズが背景にあること、それを知り得たことは大きな収穫でした。 (O.H.さん)

★鹿児島 一日研修会(2010年2月13日)

 安全、安定、安心は、講義で言われて初めて気がついた。自分自身が安心していなければ、どんなに安全であっても心は落ち着かない。今まで自分が思っていたこと、当たり前だと思っていたことを本当にそうなのか考えることが大事だと気づかされた。
人によって体験は違い、その体験によって価値観、考え方が個々に違う。他者の価値観を否定せず、受け入れることを柔軟に出来るようになりたい。他者を受け入れられることで、自分も自分らしく生きられる気がします。もしくは自分らしく生きられるから他者は他者として受け入れられるのかな?
****************************
 始めての参加で、とても内容のつまった研修でした。受けてみて感じた事は、まだ人格的にも人間的にも勉強不足であると気づかされました。これを機会にもっとこちらへ携わっていきたいと思いました。そして今日学んだ中に変えられない事と変えられる事があるという事がとても印象的で、これからの人間関係づくりなどに活かされると思いました。(S.F)

 

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研修旅行(心と魂のケアとホスピス研修旅行報告

 2010年の研修旅行は、まだ参加者募集中です!

2005年9月9日、関西空港を出発しました。ツールーズ空港よりの専用バスの中、キッペス神父様の呼びかけで自己紹介と共に研修の目的を各自述べることになった時、このツアーが観光ではなく、研修であることを思い出させてくれました。

その時、旅の疲れよりも気が引き締まる思いがしたことを今更ながら思い出します。

それにも増して、参加された皆様が心の内を正直に話されたことに感動を覚えました。もう、その時にはすでにスピリチュアルな旅が始まっていたのですね。

そのように高揚した気持ちと共に迎えたルルドは、さらに感動を呼ぶにふさわしい街でした。街で行きかう人々が病める人への癒しの行為に満ちているのです。その行為が自然な行為として目に映ることが何とも新鮮でした。ルルドの日程に、ノートルダム病院見学がありジャックリーン先生に案内をしていただきました。先生の優しさは我々すべてに伝わり感動を呼びました。

参加者の神野裕行さんが、“先生に大切にしていただいた気がしました。”と感想を述べられました。先生とは初対面でありわずかな出会いにもかかわらず、相手に大切にされたという気持ちをいだかせることこそ、まさしくジャックリーン先生のすばらしさを言い表していると、彼の表現に思わず同感したものです。

さらに、ルルドのメッセージ・大聖堂前でのローソク行列・洞窟ミサ・国際ミサと、我々に感動を与えるのに十分でした。この研修旅行の出発にふさわしい街でした。

9月11日の深夜に到着することになるHAUS MARIA FRIEDEN AIDS ホスピス。その温かいシスターのもてなしに象徴されるようなホスピス。さらにホスピスの責任者であるキャルコールニさんの講義を通して、ホスピスとしての考え方・知識・姿勢を教えていただくと共に、ホスピスに過ごしておられるGaste(ホスピスでは、患者と呼ばないで“お客様”と呼んでいる)と接することでホスピスの意義を身体で感じ取ることがきました。

キャルコールニさんには、実は彼の子供さんが重篤な状態であるにも関わらず、最後までにこやかに丁寧な講義をしてくださいました。せめて、その彼の子供さんの回復を願いみんなで祈りを捧げたことも感慨深いものでした。

またその地で、キッペス師は歯科医院に治療に行かれたことを知りました。それからのキッペス師の、歯の痛みとの戦いは顔の腫れが物語っているようでした。キッペス師には皆のために歯の痛みに堪え、ドイツ語通訳をしていただき、そのお姿が痛々しいほどでした。

キッペス師の歯科治療や激痛の間、通訳の大役を果たしていただいたのが、ドイツ語堪能な静岡大学哲学科教授の浜渦先生でした。英語通訳に関しては慶応大学医学部教授の加藤先生に力を大いに発揮していただきました。それぞれの先生方のおかげで言葉の垣根がかなり無くなり、いまでも心より感謝しております。

その後は、シュツットガルトの臨床パストラルケア教育研修センター・ホスピス・Katarina病院・STOBIAS・中央病院・アルバトロス在宅ケアホスピス・セントビンセントホスピス・ミュンヘン大学・ミュンヘンレデンプトール会・ウルム軍人病院などにて豊富な内容の研修および温かいもてなしを受けました。

 

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全国大会

第1回 1998年  京都  「心のケア」病んでいる人のために

114名

第2回 1999年  大阪  スピリチュアルケア

132名

第3回 2000年  大阪  スピリチュアルペインと心と魂の痛み

159名

第4回 2001年  東京  健康への医療の新しい試み

240名

第5回 2002年  大阪  「心と魂の痛み」に耳を傾けて

156名

第6回 2003年  東京  患者さんとその家族、医療スタッフに対する
              スピリチュアルケア

144名

第7回 2004年  東京  心と魂の叫びに応えて

192名

第8回 2005年  名古屋  スピリチュアルケア

237名

第9回 2006年  福岡  個人の内面的なパワー

174名

第10回 2007年  東京  スピリチュアルな痛み 226名
第11回 2008年  東京 スピリチュアルな痛み 127名
第12回 2009年  札幌 スピリチュアルな痛み 1日目:121名
2日目:115名
第13回 2010年  神戸 スピリチュアルな生き方 230名

第13回臨床パストラル教育研究センター全国大会報告

 病める人々と共に歩むNPO臨床パストラル教育研究センター(W・キッペス理事長)主催の第13回総会・全国大会が神戸BBプラザにおいて6月12日〜13日、「スピリチュアルな生き方」と題して延べ230名の参加の下に開催された。
 初日の基調講演Tで、桃山学院大学教授伊藤高章氏は「スピリチュアルケアのスピリチュアリティとリアリティ」と題し、現在の医療現場のスピリチュアリティ認識の再考を促した。@シシリー・ソーンダースが提唱した終末期患者の「身体・精神・社会・スピリチュアルな痛み」と、A1999年WHOが提唱した「霊的にダイナミックな健康」は異なると指摘し、死の瞬間に至るまで、ダイナミックな健康を求めるケアが大切だと強調した。スピリチュアルな痛みを取り去ることがゴールではなく、患者がスピリチュアルな痛みを語る中で自己理解や創造的側面を体験できるように、ケア担当者は積極的に傾聴し、共感しながら「健康な死」へと支えていく役割を持つと述べた。また、スピリチュアルな痛みは愛する者たちが、共に悲しみ苦しむ為、人間に与えられた恵みであるとも語った。
 講演後、グループ討議と全体会の発表が行われた。終了後、神戸中央教会にて松浦司教様とパストラル関係の神父様方の共同司式でテゼ典礼のミサが行われた。
 2日目の基調講演Uは、ラジニ・ダウラトラム氏が「スピリチュアルな生き方―沈黙の力・内なる平和―」について語った。よりよい援助者になるには、「魂の叫び」に耳を傾け、それに相応しく応答する為の「質の高い傾聴」と「スピリチュアルな人格」を資質に備える必要があり、その土台となるものは沈黙の力、内面の平和であると説いた。
 「パネルディスカッション」ではスピリチュアルケアを受けた4人が体験を発表した。二人の患者体験者はケアに出会い、ポジティブに生きる今の心境を語った。両親の見送りを体験した二人は苦しい時に寄り添ってもらえたことに触れ、「親がいないことは寂しいけれど、悲しくない」と話した。
 分科会の医療現場報告は六題発表された。二つの県立がんセンターとNPOに於けるスピリチュアルケアの実践報告、自己の試練の中で見つめたスピリチュアルケア、「パストラルケアセンターHUGハウス」の10年の歩みなどである。
 教育・福祉の現場報告は別会場で6題発表された。教育現場におけるスピリチュアルケア、阪神淡路大震災後の地域住民への寄り添い、パストラルケアとの出会いとその生き方(二題)、技術者としての生き方とスピリチュアルな側面、婚外出生者のスピリチュアルな痛みなどである。
 パネラー及び現場からの報告者にとり、発表することで傷つくことがないよう配慮がなされた。大会を準備した実行委員は「参加者がスピリチュアルな空気やあたたかい人間関係に触れ、もてなしの心を味わい、参加してよかったと思えるよう準備した」と語った。
 大会の全日程を参加者と共にいたキッペス理事長は「ケア提供者は相手を生かす役割を持っている。自分が生きていれば、相手を生かすことが出来る」と力強く話した。
 筆者はスピリチュアルな学びは日々新たにされるべきものであると今回も深く感じた。現場からの報告には年々内容と質の充実がみられ、ゆるやかに範囲が広まり、日本国内にスピリチュアルケアが浸透しつつあることに希望を感じている。
  (臨床パストラル教育研究センター広報担当)

 

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ブロックからの報告

北海道ブロック

*月一回 実行委員会開催

*3月3日 ブロック内通信第1号発行(年2回発行)

*2008年7月5日・6日 スピリチュアルケア一日研修会開催

 

関東・甲信越ブロック

センター東京ブロック訪問ボランティアとして
ベトレヘムの園病院、 慈生会病院、 聖母病院、 聖心修道会など

 

南関東ブロック

6月13日〜23日 ブロック会員4名、10日間研修会サポートボランティア