科目Ⅰ 人間関係とコミュニケーション&傾聴

科目Ⅰ 人間関係とコミュニケーション&傾聴

人間関係とコミュニケーション

人間は、本質的に他との「関係による」存在であるとともに「関係にある」存在である。この関係は自己創造的なも01010106-2のではなく、人間関係の存在は「関係」にある。十分なコミュニケーションは健全な人間関係を促進する。不十分なコミュニケーションは人間関係を低下させる。健全な統合されている人間関係が目標である。コミュニケーションはこのような人間関係を築く手段であり、目標ではない。

ねらい

  1. 人間存在に基本的な、すなわち哲学的・信仰/宗教的(神学的)=スピリチュアルな、基盤の理解を深める
  2. 自分自身・他者・自然・超自然存在との関係は、人間存在の不可欠な基礎と条件であることの理解
  3. コミュニケーションは人間関係が成り立つ手段であることの理解
  4. 基本的なコミュニケーションSKILLS の紹介および適切なトレーニング

傾聴の哲学的、神学的および心理学的な側面

人間は、基本的に「受け取る存在」として考えられる。人間の存在そのものと生命は人間自身が取得できるものではなく、他力(親、自然、超自然、神)によるもの、つまり与えられたものである。傾聴即ち耳を傾ける方向は自己以外のものであり、聴かれたことも他者/自己以外のものによるのである。人間のアイデンティティー(名前を含む)は他者に呼ばれたこと=「VOCATION 使命」の結果である。

傾聴は、人間関係および人間のコミュニケーション(意思の伝達)における要の石である。正確で十分な傾聴は健全で統合された人間関係を育成させるが、不十分な傾聴はコミュニケーションを低下させ、病的な人間関係を作り上げる。

ねらい

  1. 人間の状態とその神秘を(再)認識や(再)確認すること。
  2. 傾聴は人間存在の哲学的・宗教的/神学的(宗教的)な基礎であることの理解。
  3. 傾聴の物質的基礎である「耳」の理解および心理学的な技法、特に正確な応答法を取得すること。

概要

  1. 人間の本質、即ち「関係における存在」
  2. 4つの関係:自分自身、他者、自然および超自然との関係
  3. 人間は「聴き取る存在」つまり「受け取る被造物」
  4. 聴く態度を構成する要素:「今」「ここ」「自分」「eye contact」「反復」
  5. パーソナリティの理論と自己防衛機構
  6. 傾聴における5つの次元
  7. 「聞く」ことと「聴く」こと
  8. 傾聴による3つの人間のタイプ
  9. 「名前」
  10. Tomatis 理論、「Effect Tomatis トマティス効果」
  11. Eye contact
  12. Feeling
  13. 「応答」と「反復」


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