熊本イエズスの聖心(みこころ)病院で

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熊本イエズスの聖心(みこころ)病院で

パストラルケア部の活動

臨床パストラルカウンセラー 加藤理人

以前、仕事内容についてご質問をいただいたことがあり、自分でも深く職業としてのパストラルケアについて再考できました。今回、投稿してみます。ご参考にしていただければ幸いです。

イエズスの聖心病院1、スピリチュアルケアの専門職としての勤務とお聞きしていますが、その業務内容について教えていただけますか。

ホスピス相談窓口、ホスピス相談員、入院している患者様(介護病棟、療養病棟、ホスピス病棟)に対してのスピリチュアルケア、内科の外来で来られた患者様でドメスティックバイオレンスや不登校の生徒さんへのケア。病院スタッフへのスピリチュアルケア、スタッフへのスピリチュアルケアの授業、研修生への指導、他の連携しているホスピスとの連絡業務、病院内委員(教育委員、情報管理委員、病院をよくしよう委員)の仕事、ISO管理委員、ボランテイア講座担当、ホスピス支援する会事務局長などです。

2、患者さん、ご家族の方、(もしなさっているのであれば)スタッフの方への面談の記録は病院側にはどのように残しておられますか。

パストラルケア日誌があり、記入を毎日しています。時には、患者様のカルテに対話記録を記入します。

3、デスカンファレンスはどのように行ってらっしゃいますか。

ホスピス病棟では以下のように行っております。
月、水、金 の病棟カンファレンスがあり、その時に、1~2名行う。担当ナースがデスカンファレンス用の記入用紙に書き込み(記録、身体的ケアについてを中心に書き、社会的なケアやスピリチュアルケアについてもナースが気付いたことを書いています)

4、毎日のカンファに出てらっしゃいますか。

毎朝の申し送りには出ています。ホスピスのカンファレンス(月、水、金)に出ています。

5、勤務時間、勤務日数、待遇など勤務の形態はどのようになっておられますか。

勤務時間は、月から金が8時半から17時まで。土曜日は8時半から12時半まで。日曜、祝日は休みです。

6、専門職として、心がけておられること、大切になさっていることはどのようなことでしょうか。

その瞬間に出会った人、全てに対してパストラルケアワーカーの心を持って接すること(勤務外でも、プライベートな時間、場所でも)

7、加藤さんが入られて、病院内の何かしらの変化を聞かれたことはありますか。あるとすると、それはどのようなことでしょうか。

私以外の聖心病院のスタッフに聞いてください!!??けどパストラルケアワーカーの存在はとても意味があるということは、よく理解してくださっている病院です。
患者さん、ご家族の方への病室訪問は自由にさせてもらっています。
スタッフから特に依頼のある場合や、外来の方のケアをさせていただくこともあります。

スタッフから私が入室していることがわかるようにしてほしいとの声があり、入室時には、目印の磁石を病室のドアにつけておきます。
その札がかかっているときには、緊急時以外は、対話が中断しないように配慮してくれるスタッフもいます。ご家族の方とは別室でお会いすることもあります。

スタッフの日常でのケアは、時間を取ることが難しく、細切れの時間の対話の中でということが多いのが現実です。
もちろん、きちんと時間をとって行うこともあります。

デスカンファも皆が集まって改めて時間を取ることがなかなか難しく、関わったナースやスタッフとその場その場での対話、少し時間をとってお話を伺うといった個別での対応になっています。

以上、このような業務を日々行っています。

2008/08/19


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