「姉の場合」

「姉の場合」

姉私の姉が肺癌になり手術不能で抗がん剤と放射線治療を受けた後苦痛が酷く、病院ホスピスに転院しましたが、医師の言葉や態度は私達が期待していたホスピスとは程遠いものでした。

そんな時に知人からパストラルケア・ワーカーの〇〇さんを紹介して頂きました。姉も私も その苦しさを聞いて頂きました。いつも真摯に聞いてくださり、傍に居るだけで「貴方の話を聞きたい。今は貴方との時間なのです」と言われるように感じら れ、大切にして頂いていると思いました。

一番印象的だったのは、姉が亡くなる数日前、〇〇さんから「今から訪問します」と電話が あり、それを姉に伝えると、それまで苦しい顔をしてじっと下を向いていた顔を上げ、「うれしい」とにっこり笑ったのです。 そして〇〇さんが来られて姉に 「Jさん、先に行っててね。私も後から行くから迎えに来てね」と言われたのです。「あなたはもうすぐ死ぬのですね」という話がさりげなく、何の違和感もな く話されている事に驚きました。元気な人が死を前にした人の心を穏やかにする事が出来るのだと思いました。

そして、私も患者さんに寄り添える人になりたいと思いました。

※(臨床パストラルケア研修生、2003年度「心と魂の叫びに応えて4」から引用)


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