仙台 暁星園・光ヶ丘スペルマン病院 科目Ⅳ 2016年10月

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仙台 暁星園・光ヶ丘スペルマン病院 科目Ⅳ 2016年10月

科目Ⅳ:スピリチュアルな痛み

講義の中で講師の先生が「或るドイツ人女性の、亡き夫への手紙」を日本語に翻訳して読んでくださいました。生きていた頃の夫が彼女にしてくれたこと、そのことへの感謝の言葉が書き綴られていました。悲しみに打ちひしがれて、これからどのように生きていけばよいのかわからない、魂のスピリチュアルペイン。講師の先生は、彼女にとってこのような亡き夫への手紙を書くことがグリーフケアの一つの方法になりうると、お話し下さいました。これは私にとって大変印象深いものとなりました。
父が亡くなった八年前より、私は「はたして肺癌と付き合いながら死を迎えた父は、晩年に心が平安に満たされたことがあったのであろうか」、「誰かが父と同じような状況におかれたとき、私に何かできることはないだろうか」という思いを持ち続けています。 父の死は、人生のパートナーを失った母にとっても大きな心の痛みであったと思われます。当時、私はまだスピリチュアルペイン・スピリチュアルケアというものをまだ知りませんでした。
父の死後、東京に住む母は体調を乱して一人で外出できなくなり、私はどうしたらよいかわからず、ただ母のそばで話を聴いていました。私が仙台に戻っているときは電話で母の話を聴き、母の求めに応じて上京しました。母に病院に行くことを一度も提案しませんでした。それは心・魂の痛みが、薬や環境の変化だけで癒されるとは思えなかったからかもしれません。20161006_hp-sendai母が再び生き生きと生活できるようになるのに2年という時間が必要でした。今思い返しますと、この期間に母は、自分が歩んできた人生の再確認・評価そして人生を肯定できたのだと思います。
今回の研修において、スピリチュアルペインについての理解を深め、患者さんへの傾聴の大切さを再確認することができました。このような経験をさせていただけたことに感謝しています。 (K.T.)

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習慣化、クセ、善悪、痛みの種類についてニーズをしっかり掴む事、現実を考える事等たくさんの事を学んだ5日間でした。 『すべて生きる事が中心課題であること』という先生の講義中の一文にすべてつながる内容でした。
訪問記録検討会で指摘を受けた言葉について、私は日常的に使い、ていねい語できれいな言葉として使いましたが、一期一会の出会いにはふさわしくないという事、真意をきちんと伝える事、又、不確かな一般常識的な言葉は使わない方が良い等、教えて頂きました。一つクリアできると他がおろそかになる等なかなか前進できませんが、訪問はチャンスを頂いている事と受け止め経験と努力を重ねる必要を感じています。
ある講演会で『高齢になり認知症という病が深い心の痛みを忘れさせてくれるのは(という事は)これは神様の恵みと考えている』という話を医師の方がされました。私は時には思い出す時もあるはずと 悲しむ時、落ち込む時、近くに(側に)癒してくれる人がいればどんなに喜ばしい事か。生きる力につながると思います。
スピリチュアルケアワーカーが少しずつ増え、浸透しつつ(当センター、他の団体、臨床宗教師等)あると思います。しっかりと根付く事を願っています。  (K. H.)


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