研修会感想 仙台 暁星園・光ヶ丘スペルマン病院 科目Ⅵ 2018年9月24日~28日

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研修会感想 仙台 暁星園・光ヶ丘スペルマン病院 科目Ⅵ 2018年9月24日~28日

研修会感想 仙台 暁星園・光ヶ丘スペルマン病院

科目Ⅵ   2018年9月24日~28日

今回のパストラルケア科目Ⅵの研修会は神様に導かれた研修だったと思う。なぜなら初めての末期がんの患者さん(G)であり、初めて本当に、心からGに寄り添えた訪問だった。自分も見つめ、自分をほめてやりたい研修だったからである。
2日目、3日目の訪問のGはわたしが初めて普通に会話出来る、若い、苦痛の訴えられるGであった。それだけでも津波の犠牲者を会話から傷つけてしまったトラウマを持つ私にはプレッシャーであった。又看護婦師という職業もあり、接するのは患者さんにバイタルチェックや清拭とかなんらかのケア、何かしながら、触りながら接していて、患者と面と向かうのは健康指導や容態聴取であり、その時はどうしても上から目線になる。ゆえに何もせずただ正面からジーとむきあうにはとても苦手な自分がある。しかもタッピングタッチの良さ、効果が解かっている私にはGに触りたくてお尻がむずむずする。今までGにタッチすることで自分の精神安定をはかり、位置的にも(正面でなく背中側)真剣な会話から逃げている自分がいることはよく理解していた。
研修一日目は名前、病室番号から申告したのが2日目と3日目に訪問した今回の〇〇さんだったが、面会しており、訪問出来ず、訪問したのが寝たきりのGであり、とても温厚で笑顔が素敵で、最近やっと発語会話が出来るようにGさんに{〇〇}と名前をよばれ、思わずタッチしてしまった。それを検討会で指摘されてしまった。
2日目はタッチしない、タッチに逃げないこと、何もしないでじっと、聴く、トラウマからの脱却を決意。1日目に見ていると始めに選んだ〇〇さんは抗がん剤治療用の医療帽子をかぶっていること、顔色、痩せ具合、トイレに歩く様子より、癌の末期のGであることは容易に推測された。とうとう来たか! これも神さまの計らいかと思った。2日目は面会がなければ○○さんのところを正面から訪問すると決めた。自分との戦い、そして、○○さんとの戦い。○○さんには時間がない。次の日は神さまのもとに召されるかもしれない。本当に一期一会だ。どうしたら、〇〇さんに寄り添えるか。どうしたら気持ちを楽にしてあげられるのか? ○○さんが今、一番望んでいることは何か? 聴きたい。寝ないで考えた。考えついたのが、どういう目的できたのか? ということを明確にすれば正面から気持ち、痛みが聴けると思った。研修生という立場を利用しよう、しかし、はたして受け入れて下さるのか? 側に寄り添おう、たとえ声かけてくれなくとも、彼女のために、側にいたい。黙って!ただひたすらに。そして自分のためにも。神さまに祈った。

20180924-28SENDAI
○○さんの「人生、何とか成る。何とかする。そして今まで何とか成ってきた。」と一人で強く生きてきた人生が、「何とか成らなくなった。」痛み。医師に告知された時の事、医師に褒められた事、両親に介護の事、 心のよりどころ、趣味など等を聴かせて戴いた。私の「○○さんの生き方素敵です。尊敬します。一生忘れません」の言葉はこう言ったらと考えた言葉でなく、本当に心から湧いた言葉でした。
最後に〇〇さんが私に「こちらこそ有難う。頑張って下さい。」と手を握りしめて下さった。とても嬉しかった。本当は抱き締めたかった。泣きそうになった。でも、後から考えると研修生の私のために色々気を遣って、自分の人生を一生懸命考え、お話してくれたと思う。○○さんに感謝です。
この訪問が研修生という立場だったからこそであり、普通にはこういうわけにはいかないと思う。○○さんに感謝です。心からGに寄り添えた訪問だったと思う。癌末期のGだったからでしょう。これ以上聴くことはない、今やることはやった!の2日間の訪問でした。
本当に一期一会なのを実感。
最後に神様はもちろん、講師の先生、一緒に学んだ研修生に感謝です。(K.M)


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