科目Ⅵ:哲学的人間論

科目Ⅵ:哲学的人間論

東京・聖母病院

(2012年5月21日~25日)
聖母病院研修スピリチュアルケアの基本は、ありのままのその方とともに歩んでいくところにあると思う。だから、相手を操作したりするのではなく、相手を中心にすることが求められるのであると思う。

「ありのままでよい」 ということ、すなわち「変わらなくてもよい」ということ、実はそのことによって私たちは変えられ、人間的に成長するのであると思った。 このことは自分自身についても同じく言えることであると思う。

いままで私は研修を受けて訪問記録の検討会を行い、そして病室訪問し、「変わらなければいけない」という姿勢で相手とお話しをしていた。しかし、相手 に「変わらなくてもよい」といいながら、自分が「変わらなければいけない」と思うのは、大きな矛盾である。

いままでの人生、成長、自己の哲学、神様から いただいた賜物によって「変わらない」ありのままの自分で話をすればよいということに気づかされた。 ヒントは講師の言葉にある。講師は「訪問記録と訪問 は別のものです。訪問はそれ自体で完結していて、素晴らしいものなのです」と言う。

私は訪問の一つ一つが変わることのない、その時精一杯の、ありのままの自分と相手による素晴らしい出来事であると思う。だからそれを変えることは全く 必要ないのだ。ただ、次に訪問するにあたり、訪問記録検討会でありのままの自分はどのようであったかを、客観的に見ていく必要はあると思う。もしかする と悪いくせもあるかもしれない。

しかし大切なことは自分の意識ではなく、もっと大切なもの、目には見えない「命の源」に身を委ねてみることであると思 う。そこにスピリチュアルケアの核、成長の基盤があるように思えた。 (I.M.)


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