科目Ⅷ:心理学的・哲学的・神学的/宗教的人格の統合

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科目Ⅷ:心理学的・哲学的・神学的/宗教的人格の統合

東京・聖母病院

(2012年2月20日~24日)
聖母病院研修最終講義のテーマは、人格の統合という、スピリチュアルケアの核をなすものであった。私にとっても、これまでの学びを振り返り、これからの自分の足元を固めて、着実な一歩を刻んでいく上で、重要なステップとなるかけがえのない5日間であった。

受講者5人のうち4人は2度、3度とこれまでの講習で顔を合わせており、初顔合わせは、お一人のみであったが、すぐに打ち解ける事ができた。

なんと いってもこの学びを続けている仲間の共通項は、自分の思いを相手にフランクに伝える事が出来る事だと感じた。メンバー同士が信頼しあっていることで深ーい 話が交わせる。各々が裸の自分をさらけ出し、お互いから吸収しあおうという姿勢の現れか、時間が誠に有効に、しかも、たおやかに刻まれていく。まるで温泉 にゆったり浸っているような気分。そこにあるのは、男女の垣根を越えた人と人、という気兼ねのなさ、とでもいおうか。

私は、自分の人生の分かち合いの中で、今私がケアしている相手との関係で、感じている壁、距離感等の不安要素等、苦しんでいる実情について思い切って告白した。

講師、コーディネーター、研修仲間に。忌憚のない意見を求め、ご指導を仰いだ。研修生は自分のことに置き換えて、心を砕いて真剣に、私のとるべき姿勢について、熱い思いや提言を寄せてくださった。

講師からは自分を解放するコツを持っていることが自分の慰め、助けになる。また、自分に何が、どこまで出来るのかを冷静に見つめて、相手にもはっきり伝える事が大切。

コーディネーターからは相手が今、出来る事を一緒に考えてあげる事も相手のパワーにつながるのでは、などなど、尊いご意見を賜った。

心のもやもやが幾分晴れたような気がした。貴重な分かち合いの時間を私の悩みの解消に繋がればと、懸命に考え、伝えてくださった皆さんに感謝しながら、 一つ一つの事柄を繰り返し頭に巡らせていた。 そして、自分の力になる核であり、源こそが「人格の統合」であるという事に辿り着いた。ここに至るまで、長 い旅であった、これから先はもっと、更に長い旅になるだろう。

地に足が着いていなければ、空中分解してしまうだろう。せっかく与えてくださった善き相談 相手である研修仲間と、これから先も励ましあい、分かち合いながら、共に歩んで行きたいと思った。

私は今回の研修会に、重苦しい絶望感を抱えて臨んだが、終わった時は雨上がりの澄んだ空気と、希望の虹をくぐった時のような爽快な気分になっていた。尊い時間を共有してくださった皆さんに感謝、実り豊かな5日間であった。(B.T.)


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