2011年全国大会の感想

2011年全国大会の感想

~玉井 優子~

2011年の全国大会は、テーマである「生きる力、活かす力」をビンビン感じる二日間となりました。2011年全国大会
一日目の基調講演、上田先生のユニークで力強いパワーあるお話に一気に惹きつけられました。現代に生きる中で、身の回りで起こる様々な出来事に対する、自分の内面の反応(驚き・怒り・悲しみ・憎しみ喜び・疑問)をないがしろにしない、そんなパワーを感じました。うってかわって、川越先生のお話は、穏やかな人柄が感じられ、在宅というその人にとってはとても個人的な世界の中で、その世界を大切にしてくださっている優しさを感じました。

午後に入り同テーマでのグループ討議では、自分ひとりの人生だけでは経験できないお話を聞くことができました。信頼してお話ししてくださり、私の話を聞いてくださった皆様に感謝する一時となりました。

二日目は恒例の資格認定式に始まり、身の引き締まる思いでした。次の認定式には必ず認定を頂けるよう、目標と使命を新たにしました。また一般演題で仲間の活躍を知ることができ、心のこもったパネルなどもわくわくしながら拝見しました。

午後の特別講演では、最愛の自分の命そのものであるわが子を、殺人という非道な手段で奪われてしまったお母さんのお話を聞かせていただきました。正直ただただ胸が詰まる思いでした。自分自身が無力であることを痛みとして感じ、どうにもできない現実に、私もどうすることもできない…そんな思いで聞かせていただきました。それでも目に見えない力に生かされている事実、その力にそれぞれの意味があるのではないか?と思いました。目に見えないものを大切と思えることは簡単ではないけれど、日々の生活の中に、自分との向き合い方の中に、そのチャンス(不思議な力のプレゼント)があるのではないか?と考えさせられました。

そして「ホッと・hot・たいむ」では、身体を使って皆さんと交流できました。たまたま合流したメンバーなのに、同じ職業関係の方々ばかりで、不思議な計らいを感じました。まだまだ気恥しさを感じる自分にも気づかされたり、新しい出会いにウキウキしたり、あっという間の楽しい時間でした。参加者同士でしかなかった関係性が、深まるのを実感しました。

付け加えさせていただきますと、私が今回の全国大会で感じたことは、医療関係には数多くの学会がありますが、当全国大会は、他にはないお勧めしたい理由がある、ということです。それは他の学会が受動的(沢山の講演をふむふむ、と聞くことが中心)であるのに対し、当全国大会は能動的(人と人のふれあいの中で自分の心が動かされ、気づくことで、聴き・語ることが中心)であるということです。そのため、当全国大会での経験が、自分の日常生活で生き続けていくのです。

個人的には、全国大会という機会は、私にとって仲間との心のふれあいの場であり、新しい仲間との出会いの場でありました。人とのふれあいの中で、自分の心の琴線が震えることは、私の中で起こる生きる力になっている、と感じることができました。これも臨床パストラル教育研究センターを通して出会った仲間が、「私に思いやりを持って接してくださり、大切にしてくださった」からです。大切にされていることを実感できることは、私の癒しであり活きる力となります。この全国大会を実現させてくださった沢山の仲間の皆様にも、本当に感謝します。ありがとうございました。

 


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